
日々の発想を「かたちにする」練習を、見ること・つくることの両面から手ほどきするデザインの教室。一日ひとつのエスキース(下絵)を重ねるように、思考の視点を増やしていくための一冊。表紙は淡いベージュを地に、両手で雲のようなかたちをすくい上げる線画が大きく配されている。色数を抑え、輪郭の揺らぎを残した手描きの線が、まだ定まらない着想をそっと掬う仕草そのものに重なる。和文の縦組みと欧文の小さな塊を対角に置く穏やかな構成が、考えることと手を動かすことの距離の近さを静かに伝えている。
著パラダイス山元
装丁杉山健太郎
誠文堂新光社 / 2017年