
女子プロレスラー10人へのインタビューを通して、リングで戦い続ける女性たちの「強さ」を見つめたノンフィクション・エッセイ。深い青を地に、金髪を振り乱し相手の腕を極める女性レスラーがマンガ的なタッチで大胆に描かれ、そこへ白抜きのタイトル文字が縦組みで斜めに切り込む。原色に近い赤や黄の差し色、勢いのある線、紙面を斜めに横切る構図が、組み合っているその瞬間の熱量と痛みをそのまま閉じ込めている。荒々しさを覆い隠さず、しかし装画として確かに整えられた一冊。

著ReinwarthAlexandra、柴田さとみ
装丁山田知子
装画瀧波ユカリ
飛鳥新社 / 2020年
文学・評論