
19世紀末ロンドン、シャーロック・ホームズの陰で街の底辺を歩く私立探偵アローウッドが、貧しい依頼人たちの事件に挑む歴史ミステリ。表紙は燃えるような夕焼け色の空を背景に、山高帽とコートに身を包みパイプをくわえた男の後ろ姿、対岸に時計塔のシルエットが浮かぶ細密なイラストレーション。タイトルは明朝の白文字で大きく、その後ろに「ARROWOOD」のローマ字が朱色で薄く重ねられ、奥行きを作る。荒んだ赤と黒のコントラストが、栄光の都の影に潜む路地裏の物語を立ち上らせる。
著HickamHomerH、金原瑞人、西田佳子
装丁albireo
装画巣内雄平
ハーパーコリンズ・ジャパン / 2016年
文学・評論