
ストーリーのあるモノと暮らし」を掲げる生活誌の一冊。特集「装いの花束。」を中心に、リトアニアの風景や手仕事、土曜日の映画と暮らしの随筆など、装うことと日々の所作を静かに結ぶ号である。表紙は窓辺のソファに腰かけたふたりの少女の写真。やわらかな逆光に包まれた木窓と古い革張りの椅子、頭に載せられた野花の冠が、淡い色調のなかに息づく。上部には白い余白を大きく取り、小文字のロゴと細い明朝のタイトルだけを置く構成。余白と写真のあいだに、衣をまとうように暮らしを見つめる距離感が立ち上がる。
装丁藤本やすし
カバー写真伊藤徹也
マガジンハウス / 2015年
雑誌