一覧に戻る文学・評論田園調布のおばけ屋敷篠原まこと田園調布の屋敷に棲まう存在と、そこへ迷い込む人々の交わりを描いた文庫。和洋折衷のアーチ窓を背に、緑の上衣と赤帯をまとう人物が黒猫を従えて卓に向かい、卓上には茶器と小皿が並ぶ。舞い散る桜と、足元に投げ出された朱を含んだ着物の流れが、静かな部屋に時間の揺らぎを呼び込む。タイトルは右上の余白に明朝で端正に置かれ、画面下には小さく桜の散り紋が添えられて、怪異と日常がひとつの構図の中で穏やかに同居している。About出版社小学館出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁須貝美華装画すがはら竜Amazonで見る