一覧に戻る絵本・児童書しろねこくろねこ白い背景に、墨で一気に描かれた黒猫と、輪郭線だけで残された白猫が重なり合う。タイトルはひらがなだけの素朴な書体で上部に置かれ、余白の広さが画面全体に静けさをもたらす。黒猫の体には筆のかすれや滲みがそのまま残り、勢いのある一筆書きの線が動きと体温を伝える。中央で光るのは黄色く塗られた目だけ。色数を極限まで抑えた構成が、二匹の対比とふれあいを際立たせ、子どもが最初に出会う線と余白の絵本としての強さを静かに語っている。About出版社きくちちき出版年2012年判型絵本判ジャンル絵本・児童書Credits装丁菊地敦己