一覧に戻る絵本・児童書たぬきの花よめ道中最上一平+町田尚子花よめとなったたぬきの娘が、嫁ぎ先へと向かう道中を描いた絵本。山の生きものたちの祝祭めいた緊張と、嫁入りという通過儀礼のしずかな高揚が重なる物語である。深い朱色を地に敷いた表紙には、頭に白と黄の小花を冠のように載せ、胸元に小さな花束を抱えたたぬきが正面を見据える。毛並みの一本一本まで丹念に描き込まれた絵に、抜きの白で踊るような手描き文字が添えられ、祝いの赤と野の花の素朴さが拮抗する。畏まりと愛らしさが同居する、花嫁の一日の肖像。About出版社岩崎書店出版年2018年判型絵本判ジャンル絵本・児童書Credits装丁椎名麻美Amazonで見る