
スウェーデンの古典『ニルスのふしぎな旅』を全5巻で再話したシリーズの最終巻。少年と雁たちの長い旅が、それぞれの選択とともに終わりへ向かう一冊。表紙は薄紫から橙へと滲むグラデーションの空を背景に、赤いマフラーをなびかせて草原を駆ける少年と、画面を斜めに横切る雁の群れを水彩で描く。タイトルは手描き風の太い和文文字で、躍動する翼と並んで配置される。空の広さと走り出す身体の角度が、別れと旅立ちの予感をやわらかく伝えている。
著桃戸、ハル、usi
装丁siun
装画usi
学研プラス / 2016年
絵本・児童書