
月岡芳年伝 幕末明治のはざまに
幕末から明治へと移り変わる時代の只中を生きた浮世絵師の評伝。錦絵から新聞挿絵、肉筆画までを横断し、激動期の絵師像を丹念に描き直す美術史研究の一冊である。表紙は黒地に白線の浮世絵を反転刷りのように配し、髪を掴まれた首級と刀を持つ人物の凄惨な場面を、鮮烈な赤い飛沫だけが二色印刷で覆う。タイトルは縦組みの明朝で右に大きく、欧文は控えめに添えられる。血の朱と漆黒の余白が、絵師が見据えた時代の闇と熱を静かに立ち上がらせている。
About
- 出版社
- 中央公論美術出版
- 出版年
- 2018年
- 判型
- 四六判 / A5判 サイズ
- ジャンル
- アート・建築・デザイン

















