一覧に戻る文学・評論伝言中脇初枝終戦間際の満洲を舞台に、語られなかった記憶と向き合う長編。子どもだった彼らが見たもの、したこと、しなかったこと——いまを生きる者へ託される物語が静かに立ち上がる。表紙は、赤茶の絵具を粗く刷いた背景に、鉛筆と淡彩で描かれた人物群を据える。中央におさげの少女、その周囲に軍帽の男や女性、少年たちが控えめな色調で並ぶ。題字は太い筆で縦に。燃える地と、消え入りそうな人物像の対比が、伝えるという行為の重さを照らし出す。About出版社講談社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子装画五十嵐大介Amazonで見る