一覧に戻る文学・評論共に明るい井戸川射子早朝のバス、公園の野鳥園、付き合って間もない恋人の家、島への修学旅行、工場の作業部屋——日常のすみに置き去りにされた瞬間と、語られなかったものたちを丁寧に拾い上げる物語。表紙にはざらりとした塗りの質感をたたえた淡いラベンダーの面、その上を走る菱形の細い線が、ふだん目をとめない風景の輪郭をそっとなぞる。生成りの余白と帯の柔らかな珊瑚色が、書名の静かな手触りをいっそう際立たせている。About出版社講談社出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁六月(装画新井碧カバー写真岡はるかAmazonで見る