
写真と暮らすことを掲げる季刊誌の2014年春号。ヨーロッパの街角らしき精肉店の前で、ガラス越しに店内を覗き込む大型犬を捉えた一枚が表紙を覆う。淡い陽差しに白く飛んだ路面と店内の暖色が混ざり、日常のスナップ然とした柔らかな粒立ちが画面全体に行き渡る。誌名は細く伸びやかなセリフ体で左上に置かれ、写真の余白に溶け込むように配色も最小限。被写体に語らせる構図と控えめなタイポグラフィが、「写真と生きる」という誌のスタンスをそのまま体現している。
装丁峯崎ノリテル((STUDIO))+正能幸介((STUDIO))
((STUDIO)) / 2018年
雑誌