
トマとエマのめいろのくに
迷路がそのまま地形になった「めいろのくに」を、トマとエマの双子が旅する絵物語。塔や橋、川や石畳のひとつひとつが入り組んだ道筋として描かれ、読み手の視線も自然と道を辿りはじめる。表紙は俯瞰の構図で、紫の上着の少女が崖の縁に腰を下ろし、眼下に広がる迷路の国を見渡している。線画に淡い水彩で着彩された風景は、煉瓦色の屋根、若草の野、青い水路、空の薄紅まで彩度が抑えられ、ふきだしのような白地のロゴ枠が画面の細密さを引き締める。一枚の絵に物語の地図そのものを畳み込んだ、入口にして案内図のような一冊。
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- 装丁
- 辻祥江(ea)

















