一覧に戻る文学・評論トマとエマのめいろのくに大庭賢哉迷路がそのまま地形になった「めいろのくに」を、トマとエマの双子が旅する絵物語。塔や橋、川や石畳のひとつひとつが入り組んだ道筋として描かれ、読み手の視線も自然と道を辿りはじめる。表紙は俯瞰の構図で、紫の上着の少女が崖の縁に腰を下ろし、眼下に広がる迷路の国を見渡している。線画に淡い水彩で着彩された風景は、煉瓦色の屋根、若草の野、青い水路、空の薄紅まで彩度が抑えられ、ふきだしのような白地のロゴ枠が画面の細密さを引き締める。一枚の絵に物語の地図そのものを畳み込んだ、入口にして案内図のような一冊。About出版社ほるぷ出版出版年2019年判型絵本判ジャンル文学・評論Credits装丁辻祥江(ea)Amazonで見る