
日本各地の郷土玩具の作り手を訪ね、十二支にまつわる素朴な造形をフランス人アーティストの視点で記録した探訪記。上半分にベージュの帯を敷き、サンセリフの英文タイトルをゆったり配する。下半分の淡いクリーム地には、四足の獣をかたどった赤い木彫り玩具が色鉛筆のかすれた質感で描かれ、白い幾何の模様が素朴な手触りを伝える。明朝の和文タイトルが画とそっと響き合い、異国の眼差しが捉えた郷土の温度を、落ち着いた配色がそのまま静かに保っている。
著チャンキー松本
装丁堀口努
装画チャンキー松本
青幻舎 / 2014年
エンターテイメント