一覧に戻る文学・評論路地裏のヒミコ古代の祭祀的存在の名を路地裏に呼び戻す題が、土俗と不穏が同居する物語を予感させる。深い葡萄色の地に金の縦書き題字が右側を貫き、中央には緑の衣に朱の被衣をまとい、額に宝玉、口元に白い覆いを当てた人物が、抜き身の刀と長い棒状のものを構える。下方には牙を剥き赤い口腔をのぞかせる桃色の豚の顔が画面を大きく押し上げる。古代風の装束と生々しい獣面、聖と俗が一枚に同居する絵が、書名の不穏を静かに視覚へ引き受けている。About出版社太田螢一出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁関口信介(facebook)装画太田螢一