一覧に戻る文学・評論星辰の裔喜咲冬子雪嶺と緑深い谷を望む高地に立つ赤毛の娘を背後から捉えた、異郷を舞台にしたファンタジー長編。奴隷の薬師として生きてきた少女が自らの宿命に出会う物語の入口を、文庫サイズいっぱいに広がる細密なイラストレーションが提示する。青空と稜線、足下の遺跡らしき石組み、長く流れる赤い髪が画面に縦の動線を生み、タイトルは明朝の白抜きで稜線の上に静かに置かれる。鮮やかなオレンジの帯と力強い惹句が、未知の地へ踏み出す娘の一歩を読者の側へ引き寄せる。About出版社集英社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁織田弥生装画巖本英利Amazonで見る