
2014年に開催されたアンディ・ウォーホルの大規模回顧展、その公式図録。ポップ・アートの旗手が遺した作品群と、絶え間なく変容するセルフイメージを「永遠の15分」というフレーズで束ね直した一冊である。表紙は、淡いグレーの紙地にショッキングピンクの欧文タイポグラフィを縦横へ大胆に流し込み、その下に粗いハーフトーンで処理された本人らしき人物のモノクロ写真を重ねる。誌面いっぱいに文字と網点が交差することで、複製と量産を主題とした作家像が、装丁そのものの手つきとして立ち上がってくる。
装丁中島基文
ニシワキタダシ / 2015年
アート・建築・デザイン