文学・評論
女ともだち ガール・ミーツ・ガールから始まる物語
はらだ有彩
女と女の関係を主題にしたエッセイ集。かつての友、これからの友、すれ違った相手——様々な「女ともだち」との出会いと別れを、軽やかな筆致で言葉にしていく一冊。やわらかなレモンイエローの地に、ミモザの黄と葉の緑をまとった二人の女性が向かい合う線画が配される。タイトルは縦組みの明朝で大きく置かれ、濁点だけ淡い水色に染められて、紙面に小さな呼吸を生む。花を分け合う構図と春めいた配色が、本の核にある親密さと祝福をそのまま色で語っている。