
ひとり暮らしの家事を、無理せず自分のやり方で楽しむためのエッセイ。手を抜くところとこだわるところを行き来しながら、自分の機嫌をとる暮らしの作法が綴られる。表紙はクリーム色の地に、メープルシロップの瓶、葉模様のカップ&ソーサー、赤い鋏、針金ハンガーといった日々の道具を点在させた水彩タッチのイラスト。下半分には濃い山吹色の帯が大きく敷かれ、明朝のタイトルが余白を活かして据えられる。生活の道具を絵日記のように軽やかに並べた構図が、力を抜いた暮らしの心地よさを静かに伝えている。
著長野まゆみ
装丁マツダオフィス
装画中島梨絵
大和書房 / 2015年
文学・評論