
ベルリンに移り住んだ作者が、街の地下=Uバーン(地下鉄)を入口に、都市と人々の関係を観察したコミックエッセイの第2章。表紙は鮮やかな赤の細かなパターン地に、金色のタイトル文字と黒の縁取りが乗り、上部には「BERLIN UWA NO SORA」の白抜きロゴが据えられる。中央のイラストは地下鉄の車内、動物の姿をした乗客たちがドイツ語の吹き出しで言葉を交わす情景で、暖色の照明と緑のシートが旅情を運ぶ。下部の黄色い帯が朱地を引き締め、装画と書体、色面の役割分担が紙面の中で軽やかに噛み合っている。
著波木銅
装丁森敬太
装画高木真希人
太田出版 / 2024年
文学・評論