一覧に戻る文学・評論傑作はまだ瀬尾まいこ五十歳まで一度も他人と暮らしたことのない作家のもとに、二十五歳の息子が突然訪ねてくる。引きこもり気味の父と社交的な息子、ふたりのぎこちない共同生活を描く長編。カバーは黄色地に緑の有機的なかたちと白い丸が散り、見開かれた本のページから二人の人物が宙に放り出されるように描かれる。タイトルは手書き感のある墨文字でやわらかく置かれ、線画の輪郭は素朴で軽い。物語のなかで動き出すぎこちない関係の距離が、頁の外へ飛び出す身体の構図に重ねられている。About出版社文藝春秋出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大久保明子装画芦野公平Amazonで見る