
清掃員として10年現場に立った著者が、ゴミ袋の中身から見えてくる暮らしと社会の姿を綴ったルポルタージュ。表紙は白地に青の線画で、青い作業着姿の人物が頭上に大きな半透明のゴミ袋を抱える構図。袋の中には電子レンジ、本、おもちゃ、食べ残し、バナナの皮などが軽やかなタッチで散らされ、オレンジの差し色がリズムを生む。タイトル「ゴミ」の文字をそのまま袋の口に重ねる遊びが利き、捨てられたものの賑やかさと、それを見つめる人の静けさが同じ画面に同居している。

著オカヤイヅミ
装丁新上ヒロシ
芳文社 / 2018年
コミック・ラノベ・BL