
がんの臨床医と看護学生が「治る」とはどういうことかを問い直す対話篇。答えの出ない医療の難問に、現場へ出る前の学生と熟練の医師がとことん向き合う一冊。表紙は青みがかった病棟らしき空間に白衣の人物たちが立ち、その間を巨大なクエスチョンマークと色とりどりの薬や器具のモチーフがうねるように散らばる手描きのイラストレーション。タイトル文字は太い書体でやや傾き、語尾の「?」がショッキングピンクで強調される。帯の「とことん考える、とことん悩む、とことん話す」という三行が、絵の中で漂う問いの密度をそのまま言葉に翻訳している。

著オカヤイヅミ
装丁新上ヒロシ
芳文社 / 2018年
コミック・ラノベ・BL