
東京という都市を舞台に、小説と写真というふたつの表現を交差させた一冊。明朝体の「東京」「小説」「写真」を画面いっぱいに大きく配し、紙面の外へとはみ出させることで、文字そのものを構図の主役に据えている。背景は白に近い余白で、太い黒の漢字と細い「×」の幾何線、欧文ロゴタイプ、そして中央の小さな縦組みタイトルがリズミカルに重なり合う。文字組みだけで都市と物語と像が交わる関係性を視覚化した、タイポグラフィ主体の装丁である。
著大宮、エリー、浅田、政志
装丁祖父江慎+福島よし恵
パルコエンタテインメント事業部 / 2014年
アート・建築・デザイン