
自分らしい働き方を模索する人へ向けて、暮らしと仕事の在り方を等身大の言葉で綴ったエッセイ。誰かの正解ではなく、自分の感覚に従って働くことの手触りを伝えていく。鮮やかなレモンイエローを背景に、線だけで描かれた二匹の白い猫——一匹はすっと座り、もう一匹は伸びをしてくつろぐ。手書きの英文と縦組みの和文が呼吸を合わせ、力みのない筆致で「働く」という言葉の硬さをほどいていく。猫のしなやかな身のこなしが、肩肘張らずに在る生き方そのものを静かに体現している。
装丁藤本やすし
装画庄野ナホコ
マガジンハウス / 2014年
雑誌