
古着好き。」と題された、日本のヴィンテージ古着文化を巡る特集号。世界有数の古着大国としての日本を紹介する33軒のショップガイドが収録され、憧れの時代を着るという行為そのものを掘り下げていく。表紙はあざやかなターコイズブルーを背景に、背番号14のヴィンテージらしきTシャツを羽織った熊が、チョークで描いたような線画の姿見の前に立つ繊細な水彩画。誌名のBRUTUSは堂々たる白の大文字で、右側には筆致のやさしい明朝で「古着好き。」と縦に置かれる。ユーモアと愛着のにじむ一枚が、古着を選ぶ時間そのものの楽しさを静かに伝えている。
装丁藤本やすし
装画庄野ナホコ
マガジンハウス / 2015年
雑誌