一覧に戻る文学・評論女の一生〈1部〉キクの場合ひとりの女性の生涯を辿る長編の第一部。表紙には、縞の着物を纏った少女が赤い花の咲き乱れる野にひとり佇む水彩画が広がり、背後には茅葺きの家並みと淡く滲む山並みが控える。画面全体は懐かしさと寂しさを湛えるやわらかな筆致で統一され、題字は深い臙脂色で重く大きく置かれている。その重みと少女の小さな立ち姿が静かに響き合い、これから語られる長い一生の予感を、装幀のうちに閉じ込めている。About出版社君野可代子出版年1986年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画君野可代子