
もし白亜紀末の大量絶滅が起きていなかったら、恐竜たちはどんな姿に進化していたのか。空想図鑑の名著として知られる一冊を、子どもにも開きやすい形でまとめ直した児童書版である。表紙は白を広く残した余白に、緻密に描き込まれた架空生物の細密画を大きく配置し、右端には「新恐竜」の三文字を断ち落としで力強く据える。明朝の縦組みタイトルと欧文のセリフ体、手描きの生物画が並ぶことで、図鑑としての真面目さと、ありえたかもしれない世界を想像する楽しさが同じ画面に同居している。
著くじょう、パシフィックボイス
装丁小酒井祥悟
装画くじょう
カバー写真岩倉しおり
学研プラス / 2019年
絵本・児童書