一覧に戻る文学・評論銀座ともしび探偵社小松エメル夜の銀座を舞台に、ランプの灯りを手にした探偵たちが事件と向き合う物語。電気がまだ街に行き渡る前夜の空気を、人物のたたずまいから感じ取れる。漆黒を基調にした地に、二人の青年がそれぞれカンテラを掲げて立ち、その炎が顔と衣服を温かなオレンジで照らし出す。背後には洋館やガス灯のシルエットが淡くにじみ、細い金の罫線が画面を額装するように引き締めている。タイトル文字は白く小さく置かれ、灯火の主役を譲る構成。闇と灯りのコントラストが、人の影を照らし出す探偵小説の主題そのものを映している。About出版社新潮社出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁團夢見 imagejack装画しきみAmazonで見る