一覧に戻る文学・評論あと少し、もう少し中学生たちの駅伝を描いた青春小説。ひと区ごとに違う走者が襷をつなぎ、それぞれの「あと少し」が一本の物語に編まれていく。表紙は淡い水彩で描かれた走者たち。中央に立つランナーが握る赤い襷が、白を基調にした画面に鮮やかな線を引く。背後を駆ける仲間、舞い散る花弁のような断片、そして黄色い帯を斜めに走らせて手書き風の墨字で記したタイトル——疾走と立ち止まりが同居する構図が、走り終えた直後の呼吸を思わせる。About出版社新潮社出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画uki