一覧に戻る文学・評論幽遊菓庵〜春寿堂の怪奇帳〜(4)和菓子屋「春寿堂」を舞台に、現世と幽世のあわいで起こる怪奇を描くシリーズの第四巻。鳥居の連なる稲荷社を背景に、眼鏡の青年、団子を頬張る娘、白装束の狐面と思しき人物が配され、人と人ならざるものが同じ画面に違和感なく並ぶ構図が物語の世界観を端的に伝える。タイトルは朱の角印風意匠と毛筆書体を組み合わせ、和の情緒と少し怪しげな気配を両立させた。柔らかな水彩の彩色が、怪異譚でありながら穏やかな読み心地を予感させる一冊。About出版社KADOKAWA出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁百足屋ユウコ(ムシカゴグラフィクス)装画二星天