一覧に戻る文学・評論いのち買うてくれ好村兼一江戸の市井に生きる人々を描いた時代小説。命を売り買いする極限の状況に身を置く者たちの姿を、剣の世界に通じた著者が描き出す。クラフト紙のような褐色地に、刀を抜き放つ侍の手元と、髷を結った男女が横顔で居並ぶ群像を細密な線描で配置。中央に大きく置かれた毛筆の題字が、抜き身の刀身と交差するように画面を貫く。古びた紙の質感と時代絵巻めいた筆致が、生死の境を生きる人々の息遣いを静かに立ち上らせる。About出版社徳間書店出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木俊文(ムシカゴグラフィクス)装画宇野信哉Amazonで見る