一覧に戻る文学・評論物語のなかとそと江国香織物語の内側に深く沈み込む時間と、本を閉じて戻ってくる日常。作家が言葉と暮らしの往復を綴ったエッセイ集。表紙は淡彩で描かれた静物で、緑の編み上げブーツ、古びた洋書の背、玉ねぎ、皿に載ったパンとバターナイフ、削りかすを残した鉛筆と消しゴムが、レースのクロスの上に並ぶ。ダマスク柄の壁紙を背景に、白枠の中の題字までもが小物のひとつのように静かに佇む。物語と暮らしが地続きであることを、机辺の道具たちが穏やかに告げている。About出版社朝日新聞出版出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子装画三宅瑠人Amazonで見る