
中学校の卓球部を舞台に、ふたりの少年が互いの距離感をはかりながらチームとして立ち上がっていく青春小説。文庫上巻には「チームふたり」「チームあした」の二編が収められ、勝ち負けの先にある関係性が描かれる。表紙は鮮やかなシアンの一色面に、ユニフォーム姿でラケットを手にした少年ふたりの淡い水彩イラストを置き、白抜きの太いタイトル文字を縦に大きく配する。背景の青は卓球台でも空でもあるような抽象の余白で、ふたりが肩を寄せる距離だけを際立たせる。
著濱野京子
装丁城所潤
装画あわい
静山社 / 2023年
絵本・児童書