一覧に戻る文学・評論君の思い出が消えたとしても記憶が消えてもなお残るものを問うような、静かな物語の気配を漂わせる一冊。淡い色面の前景に少女と少年が並んで立ち、その背後には橙と朱の水彩がうねるように広がり、夕陽とも炎ともつかない大きな円を描いている。人物は細い線と透明感のあるタッチで描かれ、表情は控えめで、輪郭は柔らかく溶け込む。縦書きの白抜きタイトルが画面を縦に貫き、揺らぐ色彩を静かに受け止める。消えゆくものと残るものの境界を、淡く燃える一枚のなかに閉じ込めた表紙。About出版社ソウルデザイン出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木大輔(ソウルデザイン)+仲條世菜(ソウルデザイン)装画ukiAmazonで見る