一覧に戻る文学・評論スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼志駕晃スマホの紛失をきっかけに連鎖する恐怖を描くサスペンス・シリーズの一冊で、今作は囚われた殺人鬼を軸に物語が進む。背景には朱色の縦縞、その手前にフードを目深に被り、膝に載せたノートPCを覗き込む人物。極端な遠近で迫り出す赤いハイカットスニーカーと、青緑に沈む床面の冷たい影。タイトル白字の縦組みが画面の温度差を縦に切り裂き、画面の向こうに潜む気配と此岸の距離を、靴一足分まで詰め寄せてみせる。About出版社宝島社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木大輔(ソウルデザイン)装画田中寛崇(ライラック)Amazonで見る