一覧に戻る文学・評論追憶 田沢湖からの手紙中町信田沢湖を舞台に過去の出来事を手繰り寄せていく「死の湖畔」三部作の第一作。書き手の不在を埋めるように、湖から届いた手紙の文字が記憶の輪郭をなぞっていくミステリ。表紙はターコイズと群青を基調に、振り返る少女のイラストを大きく据え、背後の水面の波紋と髪が一続きの流れを描く。タイトル「追憶」は白の明朝で縦に大きく置かれ、英字の「recollection」が斜めに走って手紙の筆致を思わせる。湖面に溶け込む人影が、読み返される記憶の揺らぎを静かに示している。About出版社徳間書店出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木大輔(ソウルデザイン)装画田中寛崇(ライラック)Amazonで見る