一覧に戻る文学・評論六月の夜と昼のあわいに夜と昼が入れ替わる薄明の時間を呼び起こす書名。クリーム色の地に大ぶりの明朝体タイトルが縦に流れ、墨のにじみとかすれ、細い点線がそのあいだを縫って配される。文字は均一なインクではなく、版を起こしたような濃淡を帯び、輪郭が紙にわずかに染み出している。整然と組まれた版面と、形を持たないまま広がる墨の偶然が同じ画面に共存し、あわいという主題そのものを紙の表情として立ち上げている。About出版社cozfish出版年2009年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁祖父江慎(cozfish)+コズフィッシュ装画新井九紀子