一覧に戻る文学・評論鎌倉香房メモリーズ鎌倉の小さな香房を舞台にした連作の文庫。桜の散る軒先で、桃色の着物に竹箒を持つ娘と、縁台に腰かける青年が静かに向き合う場面が描かれる。淡いピンクと若葉の緑、にじむような水彩の筆致が春の湿度を伝え、白抜きの「香」と書かれた暖簾、格子の引き戸が和の生活感を添える。タイトルは桜色の手書き風文字を細い鉤括弧で挟み、英字ロゴと小花マークが繊細に並ぶ。物語の柔らかな郷愁を、香りの気配ごと一枚に閉じ込めた装丁。About出版社ベイブリッジ・スタジオ出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁黒木香(Bay Bridge Studio)+ベイブリッジ+スタジオ装画げみ(Karon)