一覧に戻る文学・評論鎌倉香房メモリーズ 4阿部暁子鎌倉の香房を舞台にしたシリーズの第4巻。古都の四季と人の機微を、香りを軸にやわらかく描き継ぐ物語である。表紙は雪の舞う冬の石段を青で染め上げ、紺の着物をまとい紅い和傘を差した女性と、奥へと続く石段を上る人影を配する。足元に落ちた椿の朱、傘の紅、タイトル文字の赤が、沈んだ青の画面に小さな熱を点していく。寒さの底にひそむ温度と気配を、色と構図そのものが香らせる一冊。About出版社集英社出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁黒木香(Bay Bridge Studio)+ベイブリッジ+スタジオ装画げみ(Karon)Amazonで見る