一覧に戻る文学・評論まち小野寺史宜ひとつの町と、そこに身を置くひとりの人物の時間を描いた長編。振り返るまなざしの先には、まだ馴染みきらない景色と、これから関わっていく人々の気配が漂う。水彩で淡く描かれた青年の背後に、川と低い街並みが穏やかに開ける。手書きを思わせる題字と、縦に走る朱の著者名が、白い余白へ静かな体温を差し込む。表紙そのものが、町と人とがゆっくりほどけ合っていく手触りを差し出している。About出版社祥伝社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁多田和博+フィールドワーク装画田中海帆Amazonで見る