一覧に戻る文学・評論ツキノネ乾緑郎ダムに沈んだ町と十九年前の少女、その姿を精密に描き続ける天才画家──老夫婦惨殺現場で保護された身元不明の少女をめぐり、女性フリーライターが踏み込んでいく長編ミステリ。深い藍に沈む夜空と朧げな月、鳥居の上に裸足で腰掛ける白い少女を中央に据えた装画は、湿った冷気と静かな不穏さを画面いっぱいに湛える。題字は淡い黄で大きく縦に流し、漆黒の帯に走る白抜きのコピーが画面下半分を引き締める。月の光と闇、現と幽のあわいを行き来する物語の温度が、装丁そのものに沁み出している。About出版社祥伝社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)+吉田友美(welle design)装画青依青Amazonで見る