一覧に戻る文学・評論義貞の旗南北朝の動乱期、鎌倉幕府打倒に旗を掲げた新田義貞を主題とする歴史長篇。黒で塗りつぶされた岩肌が手前を覆い、その上に薄紫から青へと滲む夜明けの空が広がる。中景には鎧兜の武者が馬を駆け、遠くには旗を立てて従う兵たちの小さなシルエット。白い明朝体で大きく組まれた題字、金で添えられたローマ字、朱の縦書きで配された著者名が、暗い画面に三つの光のように差す。岩陰から空へと視線を上げさせる構図そのものが、挙兵の瞬間を一枚で語っている。About出版社albireo出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画伊藤彰剛