一覧に戻る絵本・児童書怪談えほん (10) はこ夜の路地に佇むおかっぱの少女を、頭上を覆う赤い大きな球体とともに描いた一冊。子どもに向けた怪談絵本シリーズの一作で、見慣れた風景の奥にひそむ不穏を呼び起こす。表紙は粒子を残した鉛筆や色鉛筆のような筆致で、暗い藍と灰のトーンに沈んだ夜道を作り上げ、少女の背後にだけ滲むような赤が浮かぶ。タイトル文字も同じ赤い線で大きく置かれ、輪郭が震えるように描かれることで、絵と地続きの気配を帯びる。静けさのなかに何かが膨らんでいく、その瞬間を一枚に閉じ込めた装丁。About出版社albireo出版年2015年判型絵本判ジャンル絵本・児童書Credits装丁アルビレオ