一覧に戻る文学・評論落梅の賦武川佑戦国・武田家の滅びを背景に、信玄の謎の弟と海賊衆の交わりを描く歴史長編。鉢巻きを締めた人物の肖像が、絵筆の擦れと滲みを残したまま大きく中央に据えられ、伏せがちな視線と頬の翳りが落日の気配を帯びる。題字は右側に骨太の明朝で縦に積まれ、人物画の生々しさを引き締める。ベースの土色がかった淡褐の地と、帯の「俺は、武田を食らう。」の太い黒が、滅びの予感と若い野心を一枚のうちに同居させている。About出版社講談社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)装画agoera(welle design)Amazonで見る