
家族法という制度の側から「ふつう」とされてきた家族像を問い直す一冊。血縁や婚姻に縛られない関係のあり方を、研究者の視点で平易に解きほぐしていく。鮮やかなレモンイエローを地に、白いボブの女性の横顔をシンプルな線と淡い陰影で描いたイラストが大きく据えられ、タイトル文字は手書き風の黒い和文で軽やかに配される。帯は薄い藤色で、地色との補色的な対比が穏やかに効いている。明るい黄と曖昧な表情のあいだに、規範から少し離れて呼吸する個の輪郭が浮かび上がる。
著高妍
装丁高妍
KADOKAWA / 2022年
コミック・ラノベ・BL