一覧に戻る文学・評論リーシーの物語 下KingStephen+白石朗亡き作家の夫が遺した秘密と、彼が密かに通っていた異界の記憶を辿る、リーシーの長い回想の物語。深い藍に覆われた水面は無数の白い粒で星空と見分けがつかず、小舟を漕ぐ小さな人影、淡い橙の月、舞い散る木の葉、そして水中から鱗をきらめかせて立ち上がる巨大な影が、ひとつの画面に静かに重なる。タイトルは柔らかな黄で置かれ、現実と幻想のあわいをそのまま閉じ込めたような装丁が、物語の奥行きへと読者を誘う。About出版社文藝春秋出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁石崎健太郎装画藤田新策Amazonで見る