一覧に戻る文学・評論拳の先角田光代ボクシングをめぐる人間の機微を描いた長編。リングの内と外で揺れる者たちの、勝ち負けに収まらない感情をすくいあげる。淡い水色を背景に、白と紺のショーツを履いた二人の若者が並び立ち、赤と青のグローブが静かに対比をなす。視線は交わらず、上半身に力みはなく、表情にはまだ少年の翳りが残る。タイトルは荒い筆致の手書き文字で、彼らの内側の震えを引き受けるように据えられている。About出版社文藝春秋出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画合田里美Amazonで見る