一覧に戻る文学・評論海の見える街畑野智美海辺の街を舞台に、人々のささやかな日常とその奥にひそむ揺らぎを丁寧に掬い取る物語。表紙はにじむ水彩で、橙から紅、紫へと移ろう夕空を大きく取り、坂道の先にかすむ水平線を遠く望ませる。手前にはコンクリートの縁石、奥にはスクーターを止めて佇む二人の後ろ姿が配され、見送るような距離が生まれている。柔らかな筆致と余白が、海風の匂いと、街にとどまる時間の質感をそっと運んでくる。About出版社講談社出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁谷口博俊(next door design)装画吉田健一Amazonで見る