一覧に戻る文学・評論美しい家新野剛志タイトルが指し示すのは、ある家をめぐる物語。深い緑と黒に紫が滲む油彩のような装画には、生い茂る葉叢の奥に小さな屋根がひっそりと覗き、上方には白い花が点描のように散る。具象と抽象の境を行き来する筆致が、家の輪郭をあえて曖昧に留め、観る者の視線を奥へと誘い込む。書名は淡い藤色の明朝で大きく置かれ、絵画の暗がりに浮かぶ光のように映る。静かな不穏を孕んだ一枚。About出版社講談社出版年2013年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁谷口博俊(next door design)装画高山裕子Amazonで見る